社会学への招待
こんばんは。
今回は、私が大学で専攻している社会学という学問に対する情熱?を書いていこうと思います。
ちなみに今回のタイトルである「社会学への招待」とは、オーストリア出身の世界的な社会学者、Peter Ludwig Berger(1929~2017)が著した‘‘Invitation to Sociology : A Humanistic Perspective’’(1963)の邦題です。
この著書は、いわゆる社会学の入門書として長年世界中で読まれてきました。
そして今私はこの本を読んでいます(情熱を書くと言いながら、こんなにも代表的な「読まなければいけない本」をこれまで読んできませんでした…)。
しかしながら、まさに私は社会学へ招待されてしまった者なので、今回は勉強不足を承知の上でこのタイトルにしました。
とは言ったものの、私が「社会学へ招待」された(と認識した)のは、社会学を専攻した当初ではありません。わりとここ1年半くらいです。
かれこれ大学生となって、はや3年が過ぎようとしているところですが、入学して1年半くらいはなんとなく社会学に触れていただけで、なんとなくウェーバーやらデュルケームやら「名前くらいは何度か聞いたなぁ」という程度に終止していました。
しかし!私に転機が訪れます。
それは、2回生の秋…
私の大学に非常勤講師として教えに来られている先生(その方の本務校での職階は准教授)の講義を受けた時でした。
「お、面白い!!!🙌」
私の中に奇跡的に存在していた知的好奇心がくすぐりにくすぐられ、気付けばひたすら熱心にノートをとっていました。
その先生は80年代のニューアカや社会学理論が専門の方で、その講義のシラバスには上野千鶴子に柄谷行人、浅田彰に東浩紀といった、個人的にはゴリゴリ?の知識人の名前がずらりと並んでいました。
先生は前述の知識人たちを各回で取りあげ、当時の日本の論壇を取り巻いた「知」を紹介していくのですが、まぁこれが面白いこと。
なんせ先生の語り口が面白い。
と言うよりは、先生の「聞かせ方」がとても上手いのだと思います。
「もっと喋ってくれ先生!もっと聞かせてくれ先生!」くらいの気持ちで聞いていました笑
そして気付けば、先生が講義中に紹介した本を買うために生協の本屋まで足を運んでいました(ちなみにその時買ったのは、社会学者の竹内洋が書いた『教養主義の没落』2003年、中央公論新社、です)。
こうして私は、この講義をきっかけに社会学へと招待されることになりました。
そして今は、なんやかんやで大学院への進学を考えています。
もうすぐ4回生になる年ですが、就職活動をする気はありません。
これからさらに社会学へ招待されるかも知れない私ではありますが、「あぁ社会学たーのしーい!」と言った楽観的な感覚ではありません。
それなりに色々と悩んでいます。
まぁ、その話は次回に。
ではでは。